2022年の世界のパルプ生産量は合計で約1.8億トンとされており、その内非木材パルプは全体の約6%を占めます。
非木材パルプの使用形態としては、①紙幣用紙等の非木材繊維の特徴的な物性を活かした用途、②木材パルプを原料とする用紙と同様の用途に分けられるが、②については経済性及び原料調達等の理由により木材パルプへの代替が進んでいると考えられる。
①の用途の代表例として、世界各国の紙幣用紙原料には各種非木材繊維が用いられており、用紙が特徴的な物性を有することから不可欠な需要のある製紙原料となっています。